一日に一文字で名前をつける日記帳
はじめに
一日に一文字で
名前をつける
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一日で見たことや感じたことは、
書き留めようとしてもうまく言葉に表せない。どうせうまく言葉に表せないなら、
-
いっそのこと
ひらがな「一文字」で
表したらどうだろう? -
一文字という単位は
決まった意味を持たない曖昧なものだからこそ、
かえってより多くの思い出や感情を
ぎゅっと表現できるかもしれません。
そんな思いつきから生まれた、
一日を、まとめるでも、記録するでもなく、
「表現する」ように
一日に一文字で名前をつける
日記帳です。
「もの」としてのこだわり
ひともじにっきをつくるにあたって、紙や厚み、綴じ方など、「もの」としてのあり方を考えました。
日記として、日常にどのような佇まいでいてほしいか。主張の少ない表紙デザイン。紙としてではなく、塊として感じ取れる厚み。ノドまで180度開く製本。ざらざらした手ざわりの紙は筆先が程よく引っかかり、懐かしさを覚えます。
かきかた
その1
今日を
書き出そう
その2
キーワードを
選ぼう
その3
一日に名前を
つけよう
なんとなく
その1のコツ
文章にしようとせずに
ただ浮かんできた
言葉や気持ちを
そのまま書き留めて
みよう
その2のコツ
丸で囲ってみたり、
線で繋げてみたり、
今日心に残った
ニュースや出来事を
選んでみよう
うーん「眠すぎかな」
その3のコツ
キーワードに隠れた
印象や感情を考えよう
この「眠すぎ」は
気持ちい「眠さ」?
我慢している「眠さ」?
一日中「眠〜い」日?
頭文字で
セリフで
漢字で
つまり、何でもあり
使い方、楽しみ方いろいろ。
「なくてもいい」をつくる
余日[yoka]は、アイデアをたらたら出して、
できるものからこつこつ形にして、
「なくてもいい」をつくる集まりです。
「なくてもいいよね」
気づけばそうやって、無駄を余計なものだとくくってしまがちです。でも「なくてもいい」ものは、視点を変えれば「あってもよかった」もの。
そう考えると、この世に余計なものなんてないのだと思えてきますし、むしろ世界を広げてくれるあたらしい発見になりうるかもしれません。
「なくてもいいけど、あってよかった」
その気づきが、便利や効率とは違った形で生活や仕事をゆたかにしてくれる。わたしたちはそう信じています。